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どうも。宗教ネタも得意な「えらいてんちょう」です。渋谷区で同性婚が認められるなど、LGBTに対する理解・配慮は急速に進んできております。私は性的マジョリティですが、マイノリティに対する理解が進んでいくのは、喜ばしいことだと思っております。
さて、
店ではLGBT系のイベントも多くやっているわけですが、最近とくに話題になる「
Xジェンダー」などの議論に関してはちょっと疑問に思うところがあり、今回の更新に至ります。ぜひさまざまな意見を聞かせてほしいところです。
【イスラム教にはLGBTは存在しない】
イスラム教では、LGBTという概念自体想定しません。男は男であり、女は女である。それはペニスの有無で見分けることになります。身体の性だけを考慮する、ということですね。性自認など一切無視です。いや、どこが進んでるんだよ!と思われた皆さん、順を追って説明していきますので、そう焦らないでくださいな。
【イスラム教は内心に立ち入らない】
イスラム教は原則として、他人の内心に立ち入ることをしません。一つ、とても興味深いエピソードを紹介します。
預言者ムハンマドの弟子であったウサーマ٠ブン٠ザイドが、征伐戦争の際に、いままさに敵兵を切り伏せようとしたところ、その敵兵が「ワー、やめてくれ、ラーイラーハイッラッラー(アッラーのほかに神はなし)!」というのです。普通に考えれば、さっきまでイスラム教を迫害していたやつが何を調子のいいこといってんだ、となります。ウサーマ٠ブン٠ザイドもまさにそのように考えて、それを無視して切り伏せ、軍最高司令である預言者ムハンマドにそれを報告したそうです。
預言者ムハンマドはそれに対して、「まさにそのときに、神に帰依するこころが生まれたかもしれないのに」といって、ウサマを叱責したとのことです。どんなに苦しい状況であっても、外形的に神に帰依する姿勢を見せていれば、その内心は問われない、ということですね。内心を他人がはかることは恣意的判断を生じさせるので、外形だけを基準に法は作られるべきである、というイスラム教の考え方が見てとれます。そしてまさに、内心を自分がはかることも、これまた恣意的判断を生じさせるのを忘れてはいけません。
【同じものを同じというのは同義反復であり、違うものを同じというのは偽である。】
ウィトゲンシュタインはそういっているそうです(出典探せず)。ここに「男女平等」という考え方のバカバカしさを見てとります。
身体的な意味で、男と女は違います。たとえば男にはペニスがありますが、女にはペニスはありません。男は妊娠することができませんが、女は妊娠することができます。男は乳房が大きくなりませんが、女は乳房が大きくなることが多いです。なにより、私たちはある人を見て、男か・女かを区別することができます。男と女は、違っているものなのです。
もちろん、人間とチンパンジーも違います。われわれは、それを区別することができます。哺乳類と鳥類も違いますし、私という個人とあなたという個人も違うでしょう。違ったものには、違った法規範が妥当する、というのがイスラム教の根本的な考え方です。例えばチンパンジーに礼拝の義務はありません。あるいは、私はある程度お金をもっていますので浄財の義務が生じますが、あなたがお金をもっていなければ浄財の義務は生じません。このように、個人単位でそれぞれ違った義務が生じるほか、違ったカテゴリーには違った法規範を妥当させるわけです。それはあくまでも、外形的なものであり、あなたのこころのなかがどうであるかは問いません。そして、それはどちらの性が上であるとかいったこともありません。ただ、違うものなので違う法規範があるだけのことです。
【性自認が自由なのであれば、私は人間ではないという種自認の自由があるのが論理的必然ではないか】
ひとには、自分が思う自分の性があり、それが体の性と一致しない場合性同一性障害といわれる、ということになっています。私の友人にもいわゆる性同一性障害の友人が複数人おります。ある種のつらさがあると思います。
しかし、性自認に基づいて、体を変更させたり、戸籍を変更させたりするのは、ちょっと違うのではないか、というのが私のいまの考えです。
例えば、私は自分が人間であることに多少なりとも違和感を覚えております。私の友人にも、「自分はサルである」と宣言する人間が複数おります。しかし、それで以て「自分は種自認に基づいてチンパンジーだ。人語をしゃべるチンパンジーなので、そこにあるものをとって食べても人間に対する法である刑法は妥当しない。人権もいらないので、駆除されるのはやぶさかではないが、刑務所にいれられるのは不当である。」と主張するのはどうでしょうか。ちょっと無理があると思います。法はあくまで、外形的な性質に着目するものであるからです。イスラム法ではその考えが徹頭徹尾妥当していますが、日本の法律は、あるいはひとびとの考え方は、そこらへんがちょっとごちゃごちゃになっているパターンが見受けられるのではないでしょうか。
【同性性交について、あるいは女性の権利としての婚前交渉の禁止について】
そもそもイスラムの教えでは、婚前交渉が禁じられるため、同性同士は結婚できない以上、同性同士の性交も認められない、という結論になります。
婚前交渉の禁止は、前近代的な制度とみなされがちですが、私はかなりの合理性を持った教えだと思います。たとえば、日本では中絶率が15%を数えるそうです。いろいろな理由があるので、個々のケースについて良い・悪いということは私には申し上げられませんが、妊娠したら無事生んで育てられるのが良いことはいうまでもありません。婚前交渉の禁止は、望まぬ妊娠とその結果としての中絶を有意に下げます。
イスラム圏の女性に、日本の結婚せずとも性交するのが当たり前である文化を伝えると、「女性がかわいそう」「養育費はどうなる」といった意見が多くでます。一般的には、イスラム圏では女性は抑圧されている、という意見が出がちですが、婚前交渉の禁止は、養育費や生活保証といった契約がないのに女性と性交をしてはならない、とする規範であるとも考えられるわけです。
性の自由は、性を売る自由です。サウジアラビアにアダルトビデオに出演する女性はいませんし、アダルトビデオ出演強要問題も生じません。借金が返せなくて、風俗で働く女性もいません。それが良いか悪いかは、読み手の判断に任せますが、私は現在の「性の自由」よりも優れた考え方だと思っております。(ちなみに、レイプされた女性が石うちになったりするのは、イスラム法上根拠がないと思われます。名誉の殺人とか、あれはイスラムではなく、もともとあった部族の規律かなんかではないでしょうか。)
同性性交から話がずれました。イスラム法によれば、婚姻をしていない、親族でない男女はいっしょに住むことができません。要するに、性交のチャンスを物理的に制限するわけです。男性同士や女性同士がいっしょに住むことは何らの制限がありません。また、イスラムには他人の家を暴いてはならないという規範もありますので、同性が性交をしているところを暴くのは、違法証拠収集で証拠能力が否定されるでしょう。よって、隠れてやってくれればよい、ということになります。
違法証拠収集に関する、非常に興味深いエピソードがありますのでご紹介します。二代目正統カリフのウマルは厳格な人物で、家探しをしてイスラムに反する事態がないかを調査していたそうです。すると、自宅で酒を飲んでいる老人を発見、裁判にかけました。老人は、預言者ムハンマドは「他人の家を暴いてはいけない」といったではないかと抗弁しまして、ウマルは改心し、老人を釈放したそうです。その後、ウマルは老人に無実の罪でとらえていたことを謝罪しにいき、老人はあれ以来酒を飲んでいないことをウマルに報告したそうです。イイハナシダナー
また、なにを以て性交とするのかも微妙なところです。同性性交では、男性器の女性器への挿入は生じえません。たとえばイスラム圏では男性同士手をつないで歩くのもふつうですし、接触一般は禁じられていません。射精の補助などはいけないのだろうか、ここは勉強不足でわからない(あまりわかろうという気もない・・)。
【愛は禁じられていない】
イスラム法はあくまで行為を規制するのであって「同性愛」を否定するものではありません。預言者ムハンマドは「自分を一番に愛するのでなければムスリムとはいえない」といっております。預言者ムハンマドは男性ですから、男性から男性への愛は認められるどころかムスリムである必要条件ということになります。類推解釈すれば、女性から女性への愛も、男性から女性への愛も、女性から男性への愛も許されている、というものです。愛は許されています、どのような愛もイスラムは禁じません。
【まとめ:異性性交も同性性交も、隠れてしよう】
長くなりました。イスラム教の、LGBTに対する考えをまとめると、このようになります。
①イスラム教では、性同一性障害は存在しない。性はあくまで身体の性で決定され、それは「男らしさ」や「女らしさ」とは関係なく、ある法的地位を与えるだけのものである。心の中で自分は女だ、男だ、Xだ、と思うのは自由だし、誰もそれに関知しない。
②イスラム教では、性自認に基づく法的地位の変化は生じない。それは、種自認に基づいてあなたがチンパンジーにならないのと同じ理屈である。
③イスラム教では、婚前交渉が禁止されるので、同性は結婚できない以上、同性性交は禁じられる。しかし、隠れてやっていることを暴くのは、違法証拠収集であり、証拠不十分になる。隠れてやろう。(個人的には、人の性交の話、聞きたくない。)
④愛は禁じられていない。愛すべきひとをおおいに愛そう。
以上です。今後の日本でのLGBT運動の一参考にでもなれば幸いです。本当は両性具有の話もあるけど、複雑になるから触れないでこれでオワリ。返信はできればします。
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ムスリムでも一夜限りの結婚で売春してる所はあるので、avも作ろうと思えば作れるかと思います
返信削除性同一性障害の人にとっては地獄以外の何物でもないな。
返信削除あれは心の中だけで完結するものではない。だから手術もするし戸籍性も変更可能になった。
進んでるとか言うから、手術さえすれば元が何だろうと心から自認性と思って扱ってくれるのかと思えば・・・
やはり後進じゃないか。
性同一性障害の話をすると、自分は人間ではないと思ってる場合は~とか持ち出して来る人いるが、それなら人外になる努力をすればいいと思う。
返信削除そしてその試みは妨げられるべきではない。
あらゆる研究の妨げとなる、倫理しか根拠のない下らない法律は撤廃すべきだ。
「イスラム圏の女性に、日本の結婚せずとも性交するのが当たり前である文化を伝えると、「女性がかわいそう」「養育費はどうなる」といった意見が多くでます。一般的には、イスラム圏では女性は抑圧されている、という意見が出がちですが、婚前交渉の禁止は、養育費や生活保証といった契約がないのに女性と性交をしてはならない、とする規範であるとも考えられるわけです。」
返信削除違います。彼等の規範は女は所有物であるから男のほうが性欲に打ち勝つことも出来ない生き物なのに男が去勢するのではなく女にヒジャブを被せて労働も運転も何も許さず一生家に監禁しておけというものです。
「性の自由は、性を売る自由です。サウジアラビアにアダルトビデオに出演する女性はいませんし、アダルトビデオ出演強要問題も生じません。借金が返せなくて、風俗で働く女性もいません。それが良いか悪いかは、読み手の判断に任せますが、私は現在の「性の自由」よりも優れた考え方だと思っております。」
これも全くもって間違ってます。AV強要だとかヤミ金からつまんだ借金のせいで裏風俗に沈められたようなのを除けば少なくとも性の自由を持ってる人間は誰に性を売るかの自由も持ってますよ。少なくとも親の都合で無理矢理見合い結婚させられ人権を与えられず一生旦那専用のメイド機能のついたダッチワイフとして生きることとなるイスラムの女性とちがってね。
まあこれが良いか悪いかの判断は君みたいなのには任せられんがねw