「CASH」は貧困ビジネスにはならない、貧困ビジネスを舐めるな

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 【CASHの紹介】


 「CASH」というサービスが始まり、にわかに盛り上がりを見せている。自分の持っているものを写真で送ると、「査定」がされ、その金額が即座に振り込まれる。2か月後までに、その品物を送るか、ないしは15%の手数料を乗せて現金を返す。最大金額は二万円さながら、ネット経由の質屋といったところだ。


 【CASHは貧困ビジネスか】

 CASHの解説は他のブログに譲るとして、CASHは実質年利90%、闇金だ、貧困ビジネスだという意見が多くある。
生活保護支援オジサンの私としては、 こんなもん貧困ビジネスとして成立するかい!って感じだ。

 【貧困ビジネスは楽じゃない】

 弱者を食いものにするな、貧困ビジネスだ、といっておけばいいという風潮がある。貧困ビジネスは絶対悪で、やめろ、ということだ。私も、自分で買った不動産に生活保護者を住まわせるということをしていたときがあり、いわゆる「貧困ビジネス」をしていたといっても過言ではない。これは、生活保護であるというだけで家が借りられないという現状に対応してし始めたことだったが、壮絶な大変さだった。
 「貧困ビジネス」は、想像だにしないことが起こりまくる。家賃が1円も払われないなんてことは序の口で、不動産がなぞの液体まみれになっていたり、逮捕されて大家として証人喚問されたり、それでも賃貸契約は生きているから裁判しなきゃならなかったり、それはもうすさまじい。貧困ビジネスが、情報弱者を食いものにしてらくに儲ける方法だと思っているなら、それは大きな間違いだ。

 【まとめ:CASHは貧困ビジネスにはならない】

 貧困層にCASHのサービスが届くかは微妙だ。「銀行口座に振り込まれる」という概念がない貧困層も多いからだ。しかし、ただでカネがもらえるとあっては、多くの貧困層がサービスに群がってもおかしくない。貧困層から現金を取り立てるのは至難の業で、「これを払わないと携帯を止められる」というのが私が知っているもっともよい集金方法だ。CASHの集金・集荷方法で、貧困層から取り立てることはほぼ無理だ。
 本当の貧困層は、CASH経由で借りたお金を返すということは一切しないだろう。もちろん品物も送らない。CASHの運営は、当然そういった事態を想定して上限金額を2万円と定めているように見える。
 CASHのサービスは、しっかり年利15%を払う人間と、2万もらえてうれしいラッキーという層が、6:1以下になるのか、7:1以上になるのかというギャンブルのようなものだ。需要がある層に対しては集金に非常に難儀し、集金が難儀しない層には需要がないという微妙なサービスだ。
 生き馬の目を抜く「貧困ビジネス業界」で、CASHが生き残れる可能性は高くないように思える。大方、貧乏人に2万円ばらまいて終わるのではないか。それは、酒やたばこ、ドラッグに消えることになるだろう。テクノロジーの進歩を感じる。

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