裁判所で強制退廷になって、警備員に四肢掴まれて放り出された話

 どうも、どうも。「えらいてんちょう」です。毎度お騒がせしております。今回はつまんない話です。誰でも一回くらい、裁判所で強制退廷になったことくらいはあるでしょうけど、まだなったことないよってひとのためにね、いないと思うけどねそんなひと、念のためね、こんな感じですよ、というのをお伝えしておきます。
 今回の記事は脱原発デモに参加したら、一緒にいった友人が逮捕されて、公安警察にクビを絞められた話の続きです。

 【23日ルールって知ってる?】

逮捕されたあとどうなるか知っていますか?大まかにいいまして、警察が逮捕・捜査→検察に送致、検察官が事件を検討→起訴→裁判→有罪という感じです。どっかでやめ、ということになれば、無罪です。「犯罪者」ではありません。
 警察が逮捕したあとに、原則は3日以内に送検しなければなりません。3日の間は、裁判所の令状なく拘束することができるわけですね。しかし、もう少し捜査をしたいときは、例外的に裁判所の許可を得て、その拘束を23日間まで延長することができます。だいたい活動家は、組織図を警察が把握するために、起訴できないような微罪であっても23日間拘束して取り調べられるのが通例となっております。これを23日ルールといいます。23日というのは絶妙な数字で、学校や会社をごまかすには無理だけど、人生完全に崩壊するほどではないって感じです。
 活動家が逮捕されますと「救援」という体制が引かれまして、弁護士の確保、弁護士費用の確保、差し入れの確保などがかなり組織的に行われます。逮捕されても安心ですね。

 【勾留理由開示公判】

 起訴されてないんで、本裁判じゃないんですが、拘留を延長するのには根拠が必要で、その理由を裁判争うことができます。まあ実質、裁判所の決定はひっくりかえらないのですが、逮捕されている友人の顔を見られる数少ない機会で、活動家仲間がいっぱい集まります(ちなみに、政治犯で捕まるとだいたい接見禁止命令が出て、弁護士以外面会ができなくなります)。
 それに自分もいったわけですが、まぁ尋常ではない。政治犯の裁判は427法廷って決まっていまして、魔の427法廷とかいって恐れられておりました。傍聴しているひとより、警備員のほうがおおい。傍聴者20に対して、ごつい警備員40。税金いっぱい使ってんな!(われわれのせいか?)
 われわれ、野次とばしまくり。こっち側の弁護士がなにかいうたびに、そうだ!とか、よし!とかいって裁判官に注意されます。で、裁判官とか、検察官の発言にいちいち文句つけます。傍聴席から。ナンセンス!とか、ふざけんな!とか、まじめにやれ!不当逮捕!とかです。裁判官、容赦なく退廷命令です。はい、前列右から4番目、退廷!ごつい警備員が、四肢を掴んで、法廷の外に追い出されます。ふざけるな~~って叫びながら、外に運び出されます。はい、現代の話ですよ。一人、また一人と傍聴者が減っていきまして、私もテンションあがって裁判官罵倒してましたところ、はい、後列右から3番目(私)、退廷!
 四肢を掴まれ連れていかれた私は、強制退廷者用のエレベーター(こんなのがある!)の前まで連れていかれて、警備員のひとに、「荷物はすべてそろっていますか?」などとやさしく声かけられながら、裁判所から強制退場の運びとなりました(この人たちも仕事大変だよなァ)。裁判所には裏門があって、そこから出されるんですね。出されるときに「あなたは今日1日の間、裁判所に入ってはいけません」と言われます。裁判は公開が原則なんで、暴れたひとも国民ですから、明日からはふつうに傍聴していいわけですね。超優しい。

 【その後】

 放り出されたあとどうするかといいますと、いっしょに放り出された活動家仲間と、裁判所のすぐ裏にある弁護士会館に集まるのがお約束です。弁護士会館は、高度の独立性があって、警察官が入ってこられないので、尾行をまけるのです。ちなみに、裁判所に入る前からずっと公安警察に尾行されてました。警察はこないし、会議室もきれいだし、お茶ものめるし、最高です。持つべきものは弁護士の友人。弁護士会館の喫煙所でタバコ吸って、お疲れっすとか話してました。最近有名な洞口朋子さんとかと。
 中核派のアイドル→

 友人は無事不起訴処分になり、23日目に出てきました。

 【まとめ:その節はご迷惑おかけしました。】

 その節はご迷惑おかけしました。楽しかったです。裁判所、検察長、弁護士の皆さん、ついでに中核派も、頑張って生きていきましょう


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