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どうも。
怪しいリサイクル店の店長をしております「えらいてんちょう」と申します。今回はプロのリサイクル屋が教える家電の選び方です。
えぐい生活保護の話とか読みたい人は、すぐ書くから待っててください。
【冷蔵庫や電子レンジを新品で買うのはバカバカしすぎる】
前に
ジモティーに関する記事を書きましたが、いま、家電全般、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなどは供給過多です。捨てるのにお金がかかるから、処分料を払って処分してもらっているという人が多数。新しいものはまだ値がつきますが、たとえば
2000年代前半の家電、市場価格はほぼ0円です。大手のリサイクル屋は絶対扱いませんし、場末のしょぼいリサイクル屋(
うちみたいな)でも、
たまに0円で回収して3000円で売るくらいなものです。
ジモティーで0円のものを狙ってもいいですし、急ぎならヤフオクやメルカリで1000円くらいで買うことができます。配送も3000円くらいでしてくれる人が多いです。
定価30000円の新しい冷蔵庫を買って、2年間使ったとしまして、市場価格は15000円ー20000円くらい。しかし、大手のリサイクルショップに持ち込んでも、素人は買いたたかれます。普通に処分したら処分料がかかるし、冷蔵庫は大きいので店頭に並べるコストが高いんですね。3000円もくれたらいいほうでしょう。
一方で、日本の家電は丈夫にできています。自分の自宅では、89年式の電子レンジが現役です。何の問題もありません。「消費電力がどうのこうの」いって、新しいものを買わせようとしてきますが、あれもほぼ嘘だと思っていただいて結構です。
環境への配慮の観点からも、古いものを使い続けたほうがよいでしょう。省エネ家電とかいってますが、いくら日々使うエネルギーが少なくなっても、新しい家電をつくるのに必要なエネルギーと、古い家電を廃棄処分するエネルギーを考えれば、古いものを使い続けるのがエコだということは明白です。省エネ家電がどうのというのは、消費を惹起させるための詭弁にすぎません。
何か特別な冷蔵庫への思い入れがあるとか、メーカーを応援したいとか、審美的な観点からインテリアとして冷蔵庫を考えているとか、そういった特殊事情がない限り、冷蔵庫や電子レンジはネットで買うのが吉です。
【それでも、ドラム式洗濯乾燥機はヤマダアウトレットで15万円前後の新品を買いなさい】
私は、職業柄、自宅用の家電を購入することはほぼありません。店に入ってきたもので手頃なやつを自宅用にゲットするわけです。金がかかりません。最高。
しかし、ドラム式洗濯乾燥機!これがクセモノです。リサイクル屋泣かせ!
なにせ、中古市場に出回っている、2007-2010年くらいのドラム式洗濯乾燥機は、黎明期のもので、品質がめちゃくちゃなのです!パナソニックや東芝といった家電大手の品も、まったくあてになりません。速効で壊れます。売ったドラム式が動かないとか、仕入れたドラム式が不良品だったとか、どれだけリサイクル屋として痛い目にあったか数えきれません。簡単な修理なら自分もできるのですが、原因不明の故障が多すぎ!1台2台ではありません。まともに動く中古のドラム式洗濯乾燥機は10台のうち1台くらいです。
ドラム式洗濯機、便利なんですよね。「えらいてんちょう」は普段妻に洗濯をしてもらっています。妊娠出産で家事が難しいときに、しばらく私が家事を担うことになりまして、しかし仕事もあるものですから、洗濯物を干すという工程がとても難しい。洗濯乾燥機は、相当クオリティ・オブ・ライフをあげてくれます。
別にヤマダ電機から金もらってるわけではありません。くれてもいいけど。リサイクル屋として、ドラム式洗濯機は、そしてドラム式洗濯機だけは、ヤマダアウトレットで買うことをおすすめします。中古もありますが、1年落ちくらいの新品を買うようにしてください。5年間の保証が受けられます。中古品は2年保証でこころもとないですね。
なぜアウトレットかといいますと、ドラム式洗濯機、またあやしい品質のものが新発売されております。発売後1年くらい経って、口コミが集まってきたくらいでないと危ないです。多少は安くなってるし。だいたい、15万円くらいしますが、普段金をほとんど使わない「えらいてんちょう」もおすすめのいい買い物でした。
【まとめ:安物買いの銭失いにならないように、正しい商品知識を】
冷蔵庫や電子レンジ、一般的な洗濯機と比べて、ドラム式が壊れやすいのは、乾燥機能が機器に大きな負担をかけるからだと思われます。ドラムでない、縦型の洗濯乾燥機も最近出てきましたが、これも同じ理屈で買うのは危険です。
中古市場では、2、3万円くらいでドラム式洗濯機が出ています。これは、全部外れだと思ってください。1年持ちません。いっぽう、ヤマダアウトレットで15万円のものを買えば、5年間は保証がありますので、1年あたりのコストは3万円、5年落ちのドラム式洗濯機の相場は定価の半値ほどなので、適正に売却できれば1年あたりのコストは1万5000円ということになります。もし、どうしても新品で買うお金がない場合でも、2000年代の、安いドラム式洗濯機は買わないで、2011年以降で、口コミが良いものを選んで買うようにしてください。
ドラム式洗濯乾燥機は、とても便利なものです。特に子育て世代にはぜひとも必要な家電だと思われます。正しく商品の特性を理解し、適切なリスクヘッジを行って、良き洗濯乾燥ライフを送ってください!
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